イタリア南西部の小さな離れ島アリクーディ島は、100人ほどの住民と100頭ほどの野生のヤギが暮らす理想的な島でした。
しかし今年に入り、人と動物の均衡が大きく崩れました。
島に生息するヤギの頭数は望ましい頭数の6倍に上り、島民1人あたりのヤギの数は、そうした統計が存在するどこの場所よりも多い。そこでリッカルド・グッロ市長は、誰でもいいのでこの問題の解決に協力してほしいと呼びかけています。
島のヤギたちは住宅地に出没して民家に侵入し、公園や庭、生け垣を食い荒らし、石塀によじ登ろうとして重さで塀を押しつぶします。それでも地元当局には駆除できず、「ヤギの里親」制度を創設したということです。